CARACLE営業ヒサユキです。3/18に開催されたブルベ「BRM318泉佐野200km 榛原往復」に参加してきました。
フランス語で「認定」を意味するブルベは、自力で長距離を規定時間以内に走破したことを認定する競技ですが、主催者側は認定を行うだけで一切のサポートは無し。故障、悪天候、体調不良、事故などのトラブル発生時も全て自力で対処することが求められる、ある意味厳しいイベントです。
すでに私ともう一人のチームCARACLEメンバーがCARACLE-Sでブルベ200kmを完走していますので、CARACLE-Sの走行性能を証明する目的は達成されたとも言えます。とは言え、個人的に過去3回の参加がいずれもトラブル続きで、満足いくものではありませんでした。今度こそノントラブルで、記録も向上させたいと臨んだ4度目の挑戦は、往復ともに向かい風だったことを除けば天候はまずまず。メカトラもなく、比較的スムーズに進行しました。
とは言え、やっぱり200kmは過酷でした。向かい風を避けるために無理をして前走者に着いていったので、序盤からオーバーペースになり、中盤にはボロボロになっていました。忍阪の急勾配を上りきり、折り返したら風向きが変わって復路も向かい風。復路はペースの合う参加者もなく、孤独な風との戦いが延々と続きました。
最後の難関雄ノ山峠を上りきり、ようやくゴールに辿り着きましたが、タイムは11時間1分。惜しくも11時間切りは逃しましたが、個人的には前回完走時より1時間45分の短縮を果たしました。CARACLE-Sとしても、別スタッフの記録を更新! たった1分の短縮ですが(笑)。
順位は出走90人中25位でした。ロードが大勢を占める中で、まずまずの記録を残せたと言えるでしょう。
小径折りたたみ自転車、しかもフロントシングルであるCARACLE-Sは、当然のことながら総合的な走行性能でロードバイクに及びません。しかしながら、慣性が小さいので上りはロードより有利と言えます。平地では慣性が小さいことが速度維持能力が劣ることに繋がりますが、小径車輪を活かして前走者との車間を詰めれば空気抵抗の低減で補えます。正直なところ下りで小径車輪は不利ですが、ロングホイールベースでかなり安定していますし、いずれにしても一般道の下りで大きなタイム差はつかないでしょう。
特性を活かして欠点を補えば、ブルベなどの持久力競技ではロードバイクに負けない走りができることを実感しています。しかもCARACLE-Sなら世界最小サイズに折り畳めるので、鉄道はもちろん路線バスへの乗車も容易です。いざというときには撤退が簡単なので、この点もブルベ向き(笑)。今回も超小型輪行袋を携行していたので、安心して全力で走ることができました。
個人的にも達成感の大きい機会になりましたが、やはり過酷でした。次のステップである300kmが、とても遠く感じます(^_^;)。走行性能だけを考えれば、CARACLE-COZを投入するのも方法かもしれません。
詳しくは個人ブログでレポートしています